孤独死の遺体の体液で汚染されたお布団の処分に関して|孤独死|布団|片付け|処分|遺品整理|特殊清掃

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よく聞かれる質問

遺品整理などお片付け全般のお仕事をしていると、しばしば尋ねられるのが「孤独死現場のお布団の処分はいくらくらいなの!?」というものです。

 

正直な話、孤独死現場のお布団だけのお片付けというのは今までに2度しか行ったことがありません。

 

なぜならば、孤独死現場のお布団のお片付けを依頼される場合は基本、全てを片付けて欲しいという依頼につながる事がおおいからかもしれません。

 

孤独死現場のタタミだけの処分は何度もありますが、お布団の上で亡くなられている場合、身内の方も「残置物全てを片付ける」ということにお布団を見た時点で心が折られてしまうのかなぁとも思ったりします。

 

ただ、孤独死現場の料金がどのように積み上げがどのようになっているのか知りたいと思われている方も大勢いるかと思いますので、今回お話してみることに致しました。

 

※全て税別の金額となります。

 

以前、「同じものでも汚れの程度によって処分料金は異なるのか?」でも記載したことがありますが、孤独死で汚染された現場では汚れの程度によって料金は大きく変動することになります。

 

また、ひどい汚れになるほど相場価格が形成されておらず、各業者が料金とそこで作業する心的ダメージなどの心の折り合いを考えるようになる為、業者によって料金に振れ幅が大きくなってくるところでもあります。

 

簡単に言えば、「どのような汚れだろうが全く平気!臭いも全く気にならない!」という業者であれば格安なる可能性もあるし、「汚れが苦手」とか孤独死現場に「強い穢(けが)れを感じる」人であれば非常に高額になる場合もあるし、そもそもお見積りを辞退される方も少なくありません。

 

一つだけ間違いないことを言うのであれば、孤独死などの特殊な現場では、通常の家財処分の現場とはことなり、ものを手袋越しでも触るのを躊躇したり、ものすごい悪臭、汚れが体につかないように気を付けたりで作業効率が圧倒的に悪くなります

 

従い、通常の家財処分と比較して間違いなく料金は割高になってしまうことは予めご理解頂きたい部分ではあります。

 

お布団処分の料金(孤独死の体液汚染)

簡単に言ってしまうとお布団一枚につき5,000円~ということになります。

 

※ここでいう「お布団」は厚手の敷布団で考えていきたいと思います。

 

もちろん、汚染の程度によってピンキリとなりますので、以下で詳しく説明しておきますね。

 

ここでいう孤独死とは死後3~4日以上が亡くなられた状態にあって発見が遅れたことにしたいと思います。

 

 

死後2日以内でのお布団

例えば高齢者が亡くなられた場合は、亡くなられた当日から2日以内での発見が多く、とても「孤独死された」現場とは見えないので、そのような現場は当社は「孤独死現場」とは見なしておりません。

このような場合、当社では亡くなられた方が寝ていたお布団であっても1枚1,000~2,000円ほどで処分させて頂いております。

※もちろん状態によりますことご理解ください。

 

 

死後3日くらいのお布団

季節にもよりますが死後、3日くらいたつとお布団に体液が染み込み始めます。

ここから孤独死の特別料金が発生してきます。

 

体液が染み込むと当然悪臭もし始めますが、何とか普通に袋に押し込めるレベルであったりします。

 

このような場合、敷布団の処分費は1枚5,000円前後でお見積りさせて頂いております。

 

 

死後一週間くらいのお布団

亡くなられた状態での人の形がくっきりとお布団にうつります。

 

死臭も非常に強く一般の方であれば、身内であったとしてもまず近寄れず、直視できないかと思います。

 

 

実際、身内の方が玄関から入れない場面を多く見てきました。

 

状況としては警察が遺体を取り除いた後であったとしても大量のウジがお布団の中に発生しており、大量のウジがうごめく様を強烈な悪臭の中で布団の処理をしていくことになります。

 

1人での作業は基本不可能ですので、2人で布団を一枚一枚剥がして袋詰めしていきます。

 

手にはねばねばした体液を感じながらの作業ですので非常にキツイものとなってきます。

 

 

このような場合、敷布団の処分費は1枚7,000円前後ほどでお見積りさせて頂いております。

 

高額と感じるか、安いと感じるかはお客様にお任せしておりますが、当社としては頑張って作業するスタッフにも報いる為にも、このお値段を提示させて頂いております。

 

因みにこのころから、布団から体液が染み出し、フローリングや畳が体液で汚染され始めます。

 

※お布団のみの回収の場合には別途出張費をお願いさせて頂いております。

 

死後2週間以上のお布団

亡くなられてから2週間以上になるとお布団は完全に湿地帯状態になっており、大量のハエ、ウジに悩まされながらの作業となります。

お布団は体液を限界まで吸い込み、持ち上げるのもやっとの重さになります。

 

これを袋詰めにするには2~3人が動く必要があります。

 

布団が油でヌルヌルとすべり、しっかりと掴めない状態での作業です。

ちょっと想像してみただけでも非常に大変な作業ということは分かって頂けるかと思います。

 

このような場合、当社では敷布団の処分費を1枚10,000円前後でお見積りさせて頂いております。

 

もちろん先にもお伝えしましたが、割高と感じるか、割安と感じるか、想定通りと感じるかはお客様次第であります。

 

また、このレベルになると布団の下にあるフローリングや畳にも大きな黒いシミが出来る事になります。

 

※お布団のみの回収の場合には別途出張費をお願いさせて頂いております。

 

もちろん体液の付着状況によって料金は異なります

上記の解説では、お布団の真ん中で亡くなられたことを想定したものでありますが、実際には亡くなられ方は各現場によって異なります。

 

苦しんでもがきながら亡くなられたのか、お布団に足しか入っていなかったケースもあれば、半身だけがお布団にはいっていたりと様々です。

このような場合はもちろんお見積りする料金も異なってきたりしますので、当社としては必ず現場でお見積りさせて頂くことにしております。

 

 

このような話は無いに越したことはないのですが、もしお困りの事がありましたらお問合せ頂ければしっかりとお答えさせて頂きたいと考えております。

 

 


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