孤独死現場にて
今年に入って何回目かの孤独死現場に先日入りました。
数えたところ今年に入ってから7回目。
大凡、1か月半に1回のペースで孤独死の現場に入っていることになります。
今回は私どもの本社がある埼玉県久喜市でのことでした。
朝一番で電話がなり、遺品整理を頼みたいとのこと。
話をよく聞くと孤独死で亡くなられてから2週間ほどとのことでした。
お盆くらいに亡くなられたことを考えるとかなり壮絶な現場ではないかということは容易に想像できます。
午後1時にご家族の方にお会いし、そのまま現場を確認する為、鍵を預かり家の中へ。
鍵を開け、中に入る瞬間が一番緊張します。
強い熱気と強烈な腐敗臭と共に大量の蠅が私たちを襲うからです。
扉を開ける前に窓ガラス越しに中を覗いてみるとほとんど蠅はいません。
思い切って扉を開けるとびっくりするくらい蠅は飛んできませんでした。
その代り、いつもの強烈な腐敗臭が鼻に突き刺さります。
家の中はびっくりするくらい綺麗に整理整頓されており、家の奥に黒い模様の付いた畳があり、
そこで亡くなられていたことは容易に想像できました。
と、同時に蠅が少ない理由も分かりました。
窓ガラスが割れており、そこから蠅が外に逃げ出していたようです。
恐らく近所の通報で警察が窓ガラスを割って家の中に入ったようなのです。
ともかく腐敗臭は強烈でしたが、蠅が居ない為、家財処分の為の見積に必要な物量確認、
消臭消毒でどれ程作業が必要か等は把握し家の中からでました。
その場ですぐにお見積りを出させて頂き、その日のうちに作業開始。
家の中にある腐敗臭が付いた荷物をだすので1日半。
家の中が空になった時点で畳の搬出になります。
畳の下にどれ程体液が染み込んでしまっているかは剥いでみないと分からず、場合によっては
消臭消毒の作業が非常に困難になってしまうので毎度不安になります。
今回も畳にあるシミ以上に畳下に体液が漏れ出しておりました。
畳搬出後、丸鋸でコンパネを剥がします。
やはり、コンパネの下まで体液が酷く漏れており黒いシミとなって広がってしまっています。
当社ではかなり強力な薬剤を使用しておりますが、消臭消毒作業は5回ほど行いようやく臭いを
消すことが出来ました。
その後、大家さんにご確認して頂きOKを頂いたあと現場を引き渡し無事作業を完了させる
ことが出来ました。
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当社は家の中のお片付け、ゴミ屋敷片付け、遺品整理を埼玉県、東京都を中心に行って
おります。
ご用命ありましたら、こちらまでお電話くださいませ。
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